ま・や・ら・わ行

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さ・た行｜
な・は行｜
ま・や・ら・わ行｜
英数字｜

ま行

増刷り（ましずり）: 一定部数を刷った印刷物を再び刷って部数を増やすこと。
マスキング（ますきんぐ）: 原稿から種々の方法でとったマスクを利用して色調や階調の修整を写真的に行うこと。
マスク（ますく）: 製版工程で必要な部分だけ露光し、不要な部分を被覆するように切り抜いたり、オペークしたりしたカバーシートのこと。
マド（まど）: 平網などの一部分を抜くこと。白抜きにしたものを「白マド」、色を加えたものを「色マド」という。
見返し（みかえし）: 表紙と裏表紙の裏側に貼られ、本の中身と表紙を統合させる紙。
右開き（みぎひらき）: 文字を縦組みにした本で、のどが右側にくるもの。表紙に対して右を綴じることから右綴じともいう。
見開き（みひらき）: 本を開いたとき左右に並ぶ2ページ分のこと。
無線綴じ（むせんとじ）: 糸や針金を使わず接着剤だけで本を綴じる製本方法。
明度（めいど）: 色を表す三属性の一つで、明るさの度合い。視覚的な色の明るさ、暗さを表わす。
目縮め（めちぢめ）: 網ポジあるいは網ネガをそのまま縮小すること。
目伸ばし（めのばし）: 網ポジあるいは網ネガをそのまま指定のサイズまで拡大すること。
面付け（めんつけ）: 1枚の印刷用紙に同じページ、同じ面を複数印刷できるよう刷版を焼き付けること。また、ページ物を印刷して、折った時にページ順に揃うよう刷版を配置することもいう。
モアレ（もあれ）: 2枚以上のスクリーンが重なると、角度によって現れる幾何学模様。
文字組版（もじくみはん）: 原稿の割付けに従って、文字・記号類を組み合わせる作業。または、この作業で作られた版あるいは版下。
文字校正（もじこうせい）: 誤字・脱字がないかをチェックすること。
モノクロ（ものくろ）: 一般的に白黒写真のことをいう。
モノクロ４色分解（ものくろよんしょくぶんかい）: モノクロ原稿を4色印刷で再現するために、カラー分解すること。

や行

約物（やくもの）: 各種の記述記号を総合した通称。
ヤレ（やれ）: 印刷・製本工程において使用不能となる印刷用紙。
4色製版（よんしょくせいはん）: カラー印刷をするために、標準4色（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック）に分けた印刷版（刷版）をつくること。
4色分解（よんしょくぶんかい）: カラー原稿を4色印刷するためにネガ、あるいはポジをCMYKの各版に色分解すること。

ら行

落丁（らくちょう）: 本のページが1部抜け落ちていること。
ラフレイアウト（rough layout）: レイアウトの簡単なイメージを、とりあえず紙などに描いてみること。自分の中で最終的な仕上がりのイメージを固めたり、クライアント（発注主）やデザイナーとの打ち合わせで互いの意図を確認し合うために使用される。ラフスケッチ、あるいは単にラフともいう。
乱丁（らんちょう）: 本のページ順が間違っていたり、1部天地が逆になるトラブル。
リスフィルム（りすふぃるむ）: 写真製版用の階調のない白黒フィルムのこと。
リバーサルフィルム（りばーさるふぃるむ）: 反転現像によってポジ像が得られるフィルム。ポジフィルム、カラーリバーサルなどとも呼ばれる。カラー印刷原稿としては最も多く使われる。
リライト（りらいと）: もとの文章の内容を読みやすく書き直すこと。
輪転印刷（りんてんいんさつ）: 刷版と印刷用紙を円筒状に巻きつけて、両者を回転させながら印刷する方式。大量部数を印刷する際に使う。
ルビ（るび）: 漢字の脇や上につく読み仮名。
レイアウト: 写真やイラスト、文章、図版など各原稿を紙面にどう配置するかを決めて指定すること。
レタッチ（れたっち）: 写真原稿の色や調子について網ポジ、または網ネガフィルム上で修正作業をすること。
連続階調（れんぞくかいちょう）: 明部から暗部までの階調が連続していること。オフセットは網点で階調を再現するため、階調が断続的になる。

わ行

ワイド判（わいどばん）: 天地の長さがB5判の縦寸法（257 mm）、左右がA4判の横寸法（210 mm）で、AB判とも呼ばれる雑誌などのサイズ。
割付け（わりつけ）: 製作内容に従って、文字・図・表・写真などの配置、大きさ、色などを指定すること。
ワンソースマルチユース（one source multi use）: 1つの元データを、さまざまな用途に活用すること。たとえば、商品写真の画像を説明文付きでWebページに掲載し、さらにこれと同じ画像とテキストをCD-ROMに入れて配布したり、あるいは雑誌や書籍などの紙媒体に転用したりといったことをいう。ただし、画像データなどは、画面で見る場合と紙に印刷する場合では扱い方も異なるので、元データをRGBでサイズの大きいものに限るなど、最初からワンソースマルチユースを考慮した管理のノウハウが要求される。

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